
途中までは車で上がれるという山も多いですから、体力に自信がなければ、行けるところまで車で行って適当に散歩をして戻ってきても良いのです。「山」という単語に対してあまり構えないのが重要ではないでしょうか。
例えば植物図鑑を持って行って、見かけた草花について、あれこれと調べながら歩くのも良いでしょう。もしくは、どこかの芝生に寝そべって、ただ雲の形が変わるのを眺めていたって良いと思います。普段とは違う場所で、普段とは違うことをする。リゾートの目的は結局ここに集約されるような気がします。
ただし、もちろん一定以上の高い山・深い山に登る場合はしっかりとした準備をしましょう。
人によっては、日本には遭難するような深い山はないと高をくくっている人もいるようです。冬山はどんなに低い山であっても命を落とす危険がありますし、春や秋でもリスクはゼロにはなりません。
確かに、日本には酸素ボンベを背負って登るほどの高い山はありませんが、富士山でも毎年、高山病で山岳救助隊のお世話になる人がいます。自分がこれから行こうとしているが、ハイキングレベルなのか、それとも登山のレベルなのか。その山について詳しい地元の人に相談するなどして、正しく認識しておきましょう。
充分な準備があり、なおかつ天候に問題がないことを確認すれば、日本の山に登ることはそう危険ではありません。ちょっとしたうっかりで危険な目に遭うことのないよう、事前の心がけはしっかりと!
自分のレベルにあった山歩きを楽しんでください。