新聞のお悔やみ欄を見ると、都会よりも、田舎の方の年齢が高いと実感します。
最近では90歳~100歳代が多いですね。
調査したところ、田舎暮らしには、以下のような理由があるため、長生きすることができるようです。
●自然との共存:
田舎暮らしは都会暮らしよりも自然との接触が多く、自然の中で生活することができます。そのため、自然との共存を学び、自然を大切にすることができます。その自然を敬う純粋な気持ちが長生きに繋がるのは頷けます。
●健康的な食生活:
田舎暮らしでは、自家製の野菜や果物、新鮮な空気や水を使った料理を食べることができます。これらの食べ物には栄養が豊富で、化学物質などの添加物が少ないため、健康的な食生活を送ることができます。
●ストレスの少ない生活:
都会暮らしでは、交通渋滞や騒音、ストレスなどが多いため、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。一方、田舎暮らしでは、ストレスの少ない環境で生活することができます。
●活動的な生活:
田舎暮らしでは、農作業や厳しい自然との共存、季節のイベントなど、体を動かす機会が多くあります。これらの活動は、健康を促進するとともに、ストレスを減らすこともできます。
●コミュニティの支え:
田舎暮らしでは、人々が互いに助け合い、地域社会が支え合うことが多いため、孤独やストレスを感じることが少ないです。また、地域住民の中には長寿を迎える人も多く、健康的な生活の秘訣を学ぶこともできます。
以上のような理由から、田舎暮らしには長生きする可能性が高いとされています。
以下、補足ですが、
時々、テレビの番組などで「日本一長寿の村」とか、日本一とまではいかなくとも「長生き村」なんて紹介される村がありますよね?
決して「長寿の街」ではなく「村」が多いですね。せいぜい「町」どまりです。どうしてでしょう?
それは長寿の理由として紹介されるものが何かを考えれば一目瞭然。
たいてい、こういった場所の長生きの秘訣として紹介されるのは、その土地土地の食べ物をたべていることとと農業をしているために高齢者が畑へ出て結果的に適度な運動をしていることなどです。
多くの場合、こうした地域では半ば自給自足の生活を送っていて、
無農薬あるいは減農薬で作られた野菜を古くから伝わる調理法で郷土料理にして、
といった日々が当たり前のものとして認識されています。
外食をできるようなお店も少ないので、しぜんと家で野菜中心の食生活。
何でも自分でやらなければいけないので運動不足になることもありません。
これを若いうちから続けていれば、みんなが90歳や95歳まで元気なのも頷けますね。
そして、こういった健康的な生活を都会で実行するのは非常に難しいという事実もまた見えてきます。
都会で自炊するにしても、材料はスーパーで売られているものを使うよりないですから、すべてを無農薬・減農薬というわけにはなかなかいきません。
駅前には両手でも数え切れないほどの外食チェーンが並び、街中どこへいってもエスカレーターやエレベーターが完備されている環境の中で
「肉類の食べ過ぎは身体に毒だ」とか「運動不足に気をつけなさい」と言われても、誘惑が多すぎます。
それは、最終的には本人の自覚の問題だといっても「便利なものに囲まれたままでその便利さを遠ざける」というのは普通の人間にとってはあまりに難しいでしょう。
人間ひとりの意志というのはそう強固なものじゃありませんから。
自然と健康に良い食生活が定着し、身体を動かす習慣が身につく田舎での生活。
健康が気になる人にとっては魅力的ですね。
おじいさん・おばあさんになっても自由に行動できるだけの体力が残っていれば、まだまだ人生を楽しめるはずです。
そのために田舎暮らしをはじめてみませんか?