山間部での田舎暮らしの楽しみはなんといても渓流釣りです。 ニジマスやイワナ、ヤマメを釣るのが渓流釣りです。 フライフィッシングとも呼ばれ、最近は若い人や女性にも気軽なスポーツとして人気があります。
川魚は綺麗に澄んだ水を好むので、源流に近いかなりの上流が適しています。流れが速く、それなりに深さもあるところで下流から上流に遡りながら釣るため、危険も伴いますが、大自然に囲まれた川の中で一日を過ごし、魚を釣り上げる喜びはとても大きなものがあります。
川魚は警戒心が強く、人の気配を察知したり、近くで仲間が釣り上げられたりすると、あっという間に岩の影などに姿を隠してしまいます。そのため、一つ処に留まって釣ることはなく、常に移動を続けることになるわけですね。面倒だと感じる方もいそうですが、釣りを楽しみつつ川縁を散歩するのだと思えば、むしろ一石二鳥の田舎暮らしの楽しみ方だと考えることもできますね。
釣り方は主に二通りで、餌づりとフライフィッシングがあります。餌づりはイクラや虫などの餌を釣り針につける一般的な釣り方。フライフィッシングは、毛針を用いた釣り方でアメリカで主流の方法だそうです。毛針というのは、要するに疑似餌の一種で、川魚の餌になる虫に見立てた造形物のあちこちから返しのついた針が出ているものです。
ルアーフィッシングという方法もありますが、こちらは湖でのバス釣りの方が有名でしょう。日本で渓流釣りをする際にルアーを用いる人はあまりいません。
ただ、最近では近年の自然破壊によって渓流に魚の姿を見ることは少なくなってしました。田舎暮らしの天然の渓流で魚を釣るのは至難の業です。管理釣り場で釣るという選択肢もありますが、それでも天然の魚を釣りたいという人は、源流近くまで遡ったり、ダム湖を狙ったりする必要が出てきます。しかしながら、日帰りや一泊であちこちのポイントを回り、天然の渓流釣りを楽しむというのは簡単なことではありません。
もし、田舎暮らしや別荘などの渓流釣り拠点となる施設を自分で持っていたら、この時代にも自然の渓流釣りを思い切り楽しむことができるでしょう。ただし、源流やダム湖まで行って、そこを汚してしまえば、もう川魚の住む場所は本当になくなってしまいます。出来るだけゴミを出さない・持ってきたものはすべて持ち帰る、など田舎暮らし環境の保護は徹底したいものですね。
ところで、釣り上げた魚は食卓に加えることができます。最近ではアメリカ流の香草焼きなど色々な調理方法が出てきていますが、やっぱり昔ながらの塩焼きが一番おいしいと思いますよ。
渓流釣り、田舎暮らしでやってみたくありませんか?