Q.田舎暮らしに際して、良好な人間関係を築くコツは?
早寝早起き以外にも、気をつけるべきことは何かありますか?
A.必要以上に損得勘定で動かないことです。
田舎にも一つ、二つ、昔から小売店を営んでいるお店があることでしょう。
ネットが便利でも、車で行くスーパーのほうが安くても、たまには顔を出しましょう。
田舎のコミュニティは狭いですから、村の人は全員が顔見知りです。
その中で、互いに「困ったときはお互い様」という考え方で助け合いながら暮らしているのです。
ですから、いつも損得だけで個人的な判断ばかりする人は好まれません。
住んでいる地域に小売店があれば、たとえ品数が少なくて値段が安くなかったとしても、時々は顔を出して、買い物をするべきです。
長いことお店をやっている人からすれば、時折顔を出して世間話をしていくのがメインであるにせよ、一つ二つ物を買っていってくれるのを楽しみにしているわけです。
相手の立場を考えて、できる限り相手を立てるように気遣いましょう。
そうして度々買い物をしていれば、野菜をお裾分けしてもらえたり、病気の時には世話をしにきてくれたり、いつか何らかの形で自分に返ってきます。
損得を超えた人間同士の関わりが田舎の基本。そういった古き良きコミュニティを維持するためには、こういった細かい気配りが不可欠です。
その一員となるのであれば、常に地域の人間関係を良好に保つにはどうするべきか、を判断基準の中核に据えるべきでしょう。
都会では楽しく過ごすのにお金が必要ですが、田舎では配慮が必要なのです。
新しい環境に適応するためには、まずそこから学び取り、合わせる努力が大事です。
田舎暮らしを快適にするためにも、しっかりと周囲のやりとりを観察して、周囲と同じように配慮を重ねていきましょう。