Q.田舎で土地を買う際の注意点は何があるでしょう?
老後、体力の低下が心配なので奥地ではなく郊外の片田舎を考えています。
A.自然とふれあえる一方で一定の便利さを兼ね備える地域は確かに魅力的です。
しかし、そういった場所は市街化調整区域である場合も多いので注意しましょう。
市街化調整区域とは、自然を残すために市街化を抑制している区域です。
開発に当たる行為が規制され、原則として新たに建築物を建てたり増改築を行ったりが認められない場所ということになります。
ですので、こういった区域に指定されていれば、そこに住居を新築することは難しくなります。
定住の上で農業や漁業、林業などの一次労働に専従する場合には認められる場合もありますが、引っ越してきていきなり農業などに専従するというのは現実的ではありませんね。
もちろん、中古物件の購入や、区域内に設置されている宅地であれば住居を獲得することは可能です。
とはいえ、増改築が困難になりますので、安易な購入は考え物といえるでしょう。
細かなルールを不動産業者や地域の行政庁に確認した上で検討してください。