春夏秋冬、それぞれの特徴をいくつ挙げることができますか?
都会に住んでいると、あまり四季を実感する機会はないんじゃないかと思います。
都会で暮らす人がパッと考えつく特徴といえば……
春……桜が咲いて、花見がある・花粉症の人以外は快適
夏……暑い
秋……紅葉や落葉が見られる・十五夜・気候は快適
冬……寒い・たまに雪が降る
この程度ではありませんか? もちろん、これは当たり前のことでしょう。実際、夏と冬に関しては辛い気候であることくらいしか思い浮かびません。都会の四季はこんなもんです。都会の眺めは、いつの季節でもだいたい同じようなものですからね。
では、一度田舎の四季を見に行ってください。きっと、四季の雄大さを再確認できると思います。ある特定の季節にしか見られない動植物、昆虫。それだけではありません。雲の形、月の見え方、そういったすべてが季節ごとに異なるんだということを実感すると思います。
コンクリートで舗装された道路や、高いビルが整然と並ぶ街並は確かに機能的ですが、その一方で失ってしまったものも沢山あります。田舎暮らしをすることで「四季というのはこういうものだったんだ」という再確認を、人生の中で一度くらいはしても良いのではありませんか?
俳句に季語を入れるというルールがあることや、季節ごとの風物詩がどうして生まれたのかという理由。昔から続く物事の意味を発見してみませんか? 人生が今よりずっと楽しくなるかもしれませんよ。