太平洋と駒ケ岳を望む鹿部町
最後に紹介するのは、移住地としても最高の環境といわれている「鹿部町」です。渡島半島に位置し、本州からも比較的往来しやすい場所にある町で古くは本州と道内との中継地点として機能していたエリアです。「北海道の山と海に囲まれた大自然の懐にある土地で、なおかつ本州に近い場所」という、ある意味で「欲張りな」選択を希望する人にはもってこいの環境です。
函館空港から車で約1時間の場所にある鹿部町は、太平洋を望む海岸の美しい景色とともに標高1,131mの駒ケ岳の雄大な景観を同時に堪能することができる贅沢な場所でもあります。近年では定年退職を迎えた、いわゆる「団塊の世代」と呼ばれる初老のご夫婦がセカンドライフを過ごす土地として選択するパターンが増えており、別荘地としての魅力も十分満たしている町といえるでしょう。
いかがでしたか。以上、今回はあえて比較的本州から近い人気エリアを中心に紹介しました。もちろん、雄大な自然の宝庫でもある北海道には、まだほかにもたくさんの素晴らしい別荘地があります。実勢価格はもちろんのこと、景観や交通の利便性、公共サービスの充実度など、いくつかのポイントを自分なりに評価してみて別荘地の場所選びを「見える化」することが大切なのはいうまでもありません。また、昨今のトレンドとして各地にはレンタル別荘も増えてきていますので、実際に住み心地を体験してみてから決断するのも一案でしょう。